これで落とす! 内臓脂肪!!

運動・身体活動編

このページを印刷

運動・身体活動編

皆さんは、”内臓脂肪”をどのように見ていますか?
実は、見た目をぽっちゃり見せるだけの「ただの脂肪のカタマリ」ではないのです!

内臓脂肪には、血糖値を上げたり血管を傷つける物質が多く含まれており、糖尿病や高脂血症など、多くの生活習慣病の基になる諸悪の根源といっても過言ではありません。

知らず知らずのうちに、病気を引き起こすリスクを高めるこの「内臓脂肪」、もちろん早めに除くのが賢明です。

内臓脂肪を撃退!おすすめの運動

内臓脂肪を落とす方法として、多くの研究成果が報告されていますが・・・
結論はズバリ!

「より多くのエネルギーを消費できれば、どのような方法でも良い!」

とは言え、具体的にどんな方法がおすすめか、一緒にみていきましょう!

内臓脂肪 燃焼運動1.png

まずは動く!どんな種類(種目)が適してる?

エネルギー消費量を増やすためには、筋力トレーニングのような運動よりも有酸素運動を中心に行った方が良いと言えます。
特に、筋肉量の多い「脚」を使う運動、例えばウォーキング・自転車・ジョギング・水泳などはエネルギー消費量が多く、より脂肪燃焼効果が期待できますね。

どのくらい脂肪を燃やす?強度から考える

同じ時間運動するなら「低強度」より、「高強度」の方がエネルギーをより消費することになります。
加えて、「高強度」の運動の場合は、運動直後にEPOC (運動後過剰酸素消費量)の状態になり、運動をしていなくても脂肪燃焼量が高くなることもわかっています。

「高強度」の運動が、エネルギー消費量の点では好都合と言えますが、安全面や体力面で心配なところもありますよね。
普段から鍛えていたり、関節痛などがない健康体の方は「高強度」でも良さそうですが、一般的には体への負担や安全面を考慮して「中強度」の運動がおすすめです。

「中強度」の運動の目安
・息がはずむくらい
・人と話ができるか、できないかくらい

運動時間は「トータル」で考えよう!

運動するには、まとまった時間が必要だと思っていませんか?
実は、まとまった時間を確保できなくても大丈夫なんです!

内臓脂肪 燃焼運動2.png

一気にやる必要なし!スキマ時間を活用

最近では、例えば「30分の運動×1回」と「10分の運動×3回」、どちらのやり方でも脂肪燃焼効果に差がない、ということがわかっています。
細切れ時間の運動でも効果が期待できるので、まとまった時間がとれないときは、スキマ時間を活用してコマメに賢く運動をとり入れましょう!

実際どうなの?1週間当たりの運動量

内臓脂肪を減らすには、少なくても下記の時間が必要と言われています。

・階段をゆっくり上る:約200分/週
・ウォーキング・散歩:約170分/週
・ラジオ体操:約150分/週
・軽いジョギング:約100分/週
・軽く泳ぐ:約75分/週
(※この種目のみを実施した場合の運動量として換算)

この中でもおすすめなのが、誰でも手軽にはじめることができる「ウォーキング」

例えば・・・
週に5日、通勤や昼食時に計30分/日を歩いた場合、それだけで150分/週をクリア
不足分は、ラジオ体操や階段利用などを組み合わせて、1週間あたりの総運動量を増やすように考えてみましょう。

ちなみに、体重70kgの方がこのように運動すると、消費カロリーは約735kcal/週となります。

まとめ

内臓脂肪は、週当たりの運動量が多いほど減りやすいですが、上記のような必要量に満たなくても全くムダな訳ではありません。
やればやった分だけ、何らかのよい結果が返ってきます

時間がないから・・・と何もしないのは、とても残念!
少しでも体を動かして、「内臓脂肪」を撃退していきましょう。
※治療中の方は、必ず主治医の指示に従ってください。

「内臓脂肪がつく原因は?」
過食運動不足が大きな原因です。
必要とするエネルギー以上に”摂取エネルギー”が多いと、体内に脂肪として蓄積してしまいます。
運動で消費するエネルギーは意外に少ないので、運動したことを過信せずに、摂取カロリーを抑えることも心掛けましょう。

このページを印刷

タイトルとURLをコピーしました