時間がない時や料理が面倒な時にあると便利な冷凍野菜。
ポテトはもちろん、豆類やミックスベジタブルなど、手間をかけずにそのまま使える頼もしい味方です。
今回は、冷凍野菜の豆知識やおススメ活用術など、無理なくとり入れられるノウハウをご紹介いたします。
ここが便利!冷凍野菜3つのメリット
◎そのまま使える
生の野菜を使うとなると、洗って、皮をむいて、食べやすい大きさに切ってなど、何かと手間がかかります。
冷凍野菜なら下処理済で、使いやすい大きさに切ってあるのがありがたいところ。
自然解凍で食べられるものや、凍ったまま調理できるものもありとても便利ですね。
◎無駄がない
生野菜は、使いきれなかったり、すぐに傷んだりと、毎日調理しないと無駄にしてしまうことも・・・。冷凍野菜は使いたい時に使いたいだけ活用でき、保存もききます。
一人暮らしやたまにしか料理しない人には重宝しますね。
◎季節を問わず手に入る
生野菜は、どうしても季節や天候の影響で値上がりしたり、供給が少なかったりと波があります。冷凍野菜は値段が少し高めですが、安定して購入することができます。
メリットの多い冷凍野菜ですが、気になるのは「冷凍すると栄養分が減ってしまうのではないか?」というところ・・・。
しかし、ほとんどの野菜は、急速凍結という技術により、野菜の変色や変質を防いで、栄養素の損失を最小限に抑えることができると言われています。
新鮮でおいしい生野菜を使うことが理想ですが、面倒だからと野菜自体を敬遠するよりは冷凍野菜も含めて賢く選択したいですね。
これが使える!冷凍野菜のお手軽活用術!
冷凍野菜の定番「ブロッコリー」
自然解凍でそのまま使えるのでとても便利!使いたい分だけ袋から出し、約20度の室温で1~2時間で解凍できます(袋の表示をチェック!)。すぐに使いたい時は電子レンジで1~2分加熱すればOK。炒め物であれば凍ったまま使えます!
サラダ、カレー、シチューやスープの具にプラスしてトッピング、サラダチキンと合わせるのもいいですね!
組み合わせが便利な「刻みオクラ」
食べやすいサイズに刻んであるので、切る手間が省けてとても楽!そして、ねばねば成分もあり栄養満点!自然解凍でそのまま使えます。
・市販のお味噌汁やスープ、うどん、そばの具材としてトッピング!
・おかかと和えて豆腐にのせればオクラ冷奴、納豆と一緒に混ぜてご飯にのせれば納豆オクラ丼
栄養面からも頼もしい「ほうれん草」
鉄分豊富で栄養価も高いほうれん草。
下ゆでして食べやすい大きさにカットしてあるので便利です。
・味噌汁やスープの具材としてプラス、レトルトカレーにトッピングでほうれん草カレー
・定番のほうれん草ソテーなら凍ったままベーコンと炒めればOK!
いろどりとおいしさの「洋風野菜ミックス」(人参、ブロッコリー、カリフラワー、いんげんなど)
いろいろな種類を用意しなくても一袋にミックスされているので、そのまま使ってもメインのおかずになりますね!
・コンソメで煮て具沢山のポトフ。
・耐熱皿に野菜を入れ、上にとろけるチーズをトッピング、トースターで5分ほど加熱すればヘルシーおつまみ。
・レンジでチンしてお好みのドレッシングをかければ温野菜サラダ
安定の手軽さ「枝豆」
おつまみに最適な枝豆。塩味が付いているので、自然解凍でそのまま食べられます。
すぐに食べたい時は、流水で3~4分。または、レンジで2~3分加熱して温かい状態で食べてもおいしいですね。
・ポテトサラダやコールスローサラダにむき枝豆をトッピング
・むき枝豆と塩昆布をごはんに混ぜて即席混ぜご飯
冷凍食品の活用、これだけは注意したい5つのポイント!
1:温度管理
-18度以下の冷凍庫で保存しましょう。
2:隙間なく詰め込む
冷蔵庫は冷気がまわるように詰め込み過ぎないことが大切ですが、冷凍庫は逆!凍った食品自体が保冷材の役割になるため、隙間なく詰めた方が、開けた時の温度上昇を防ぐことができます。
3:冷凍庫の開閉は最小限に
冷凍庫内の温度が上がらないよう、出すものを決めてから開けたいですね。
4:使い残しはすぐに密閉
冷凍食品にとって乾燥は大敵!乾燥すると変色するなど品質が低下してしまいます。一度開けたら、空気をしっかり抜いてからクリップで止めるようにしましょう。
5:解凍したら再凍結しないこと
一度解凍すると水分が出てしまい、再凍結した時に霜になって全体が固まってしまうことも・・・。味や栄養価も落ちてしまうので、使う分だけ解凍するようにしましょう。
まとめ
スーパーだけでなく、コンビニでも手軽に買える冷凍野菜。いくつかストックしておいて、野菜不足解消に役立てたいですね!
【参照文献】
農林水産省HP
https://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2107/spe1_01.html
日本冷凍食品協会HP
https://www.reishokukyo.or.jp/