カラダの調子を整えるサポーター、野菜のチカラを味方につけましょう!

生活習慣編食事編

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野菜、食べていますか?
外出もままならないこの時期、いつにもまして健康管理の意識が大切になりますね。
まずは野菜の種類と食べ方を知って、カラダをしっかとサポートしていきましょう。

十分に野菜を食べてる!?ような気がするけど実際は…

一日あたり野菜を350g食べましょう、と言われていますが、改めてチェックしてみると意外に足りていない・・・ということもよくあります。

最新の栄養調査によると野菜摂取量の平均値は約290g、目標量を大きく下回っているのです。男性では働き盛りの30歳代、女性では20歳代で最も少ないことが分かりました。
(平成29年 国民健康・栄養調査の概要より)

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緑黄色野菜と淡色野菜、まずはそこから整理してみましょう!

野菜を食べる際によく注目されるのは、食物繊維。ですがそれ以外にも野菜にはビタミンミネラルといったカラダの調子を整えるのに不可欠な大切な栄養素が豊富です。
そしてその含まれている栄養素によって大きく緑黄色野菜と淡色野菜に分けられています。

【緑黄色野菜】

かぼちゃ、ブロッコリー、小松菜、パプリカ、ピーマン、人参、チンゲン菜、春菊、オクラ、大根やかぶの葉、ほうれん草など

【淡色野菜】

きゅうり、レタス、セロリ、キャベツ、白菜、大根、かぶ、玉ねぎ、なす、カリフラワー、ズッキーニなど

ワンポイントメモ
レタスはレタスでも丸い玉レタスは淡色野菜なのですが、サニーレタスやプリーツレタスは緑黄色野菜。種類によっても分類が違うのですね。
また、大根やかぶは葉の部分は緑黄色野菜ですが、根の部分(白い部分)は淡色野菜。葉っぱも捨てずにまるごといただきましょう。

※厚生労働省では野菜350g中に緑黄色野菜を120gとり入れることが勧められています。

細胞の老化を防ぎ免疫力アップも期待、緑黄色野菜を食べるには?

緑黄色野菜には体内のサビに当たる活性酸素を減らす「抗酸化作用」をもつ、カロテンが豊富に含まれています。特ににんじんやかぼちゃの色素成分であるβ-カロテンは、油との相性はバツグン!炒め物など油と一緒にとり入れることで体内での吸収率を上げます

加熱に強い!緑黄色野菜を食べるなら

にんじんは生でポリポリ食べるよりも、細かくして加熱することでβカロテンがより効率よくとれます!
チャーハンや炒め物にプラスしてみましょう。

小松菜は茹でてお浸しにするのもさっぱりして美味しいですが、油で炒めるとビタミンA/Eの吸収がさらにアップ!おススメです!

実はビタミン・ミネラルが豊富、淡色野菜を食べるには?

淡色野菜は水分が大部分を占めるものがほとんどなのですが、実はビタミンCやむくみを改善するカリウムなど体の調子を整える働きのある栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は水に溶けやすいため、調理する際は水に長時間さらさないようにすることがポイント!

ビタミンを逃がすな!淡色野菜を食べるなら

大根に含まれるビタミンCは消化酵素は熱に弱いため、なんといっても大根おろし!
皮には食物繊維やビタミンCが豊富なので皮ごといただきましょう。

レタスはシャキシャキ食感が命ですよね。レタスに含まれるビタミンは水に溶けやすい特徴があります。ちぎって水にさらしてしまうと、切り口から栄養が流れてしまうのでサラダにする際はちぎる前にさっと洗う程度で大丈夫!

野菜を食べる時には、サラダなど生で食べるよりも炒めたり、蒸したり、茹でたりなど熱を加えると、かさばらずに食べやすくなります。
油(加熱)と相性の良い緑黄色野菜、サラダに使われることの多い淡色野菜、上手に組み合わせて効率よく野菜をとり入れるよう、その特徴をチェックする習慣ができると良いですね!

 

まとめ

野菜は風邪を引きにくくしたり、便秘や下痢などを予防してお腹の調子を整えたり、疲れているときの症状を緩和したりなど体の調子を整えてくれる、普段は気づかないけど目立たず私たちを支えているサポーターのような存在。

在宅でのお仕事など生活環境が変わったことや、忙しい合間での食事となると、時にはすぐに食べられる麺類や丼物のような1品もので済ましてしまうこともあるかもしれません。
そんな時は次の食事で、次の日になど、別の機会でちょっと調整して上手くバランスをとりましょう!

まずは1食に野菜がどれだけ使われているか、意識できる習慣を身につけたいですね。
毎日を気持ちよく過ごす野菜生活、はじめましょう。

【参考】「見た目」計りを知って350gをしっかりと摂ろう!

不足しがちになってしまう野菜、その見た目と重さで目安が分かれば野菜不足の解消に役立つかもしれません。
おススメは「見た目」ばかり。
野菜の大きさを基本にして重さを確認してみましょう。

【野菜100gの目安/緑黄色野菜】

・トマト 中1個
・ブロッコリー 1/2株
・にんじん 中1/2本
・小松菜 2株

【野菜100gの目安/淡色野菜】

・大根 中1/8本
・レタス 1/2個
・きゅうり 1本
・ごぼう1/2本
・キャベツ 1/8カット
・玉ねぎ 1/2個
※出典:スマート・ライフ・プロジェクト(厚生労働省)より


【参考資料】
野菜、食べていますか? 厚生労働省 eヘルスネット
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-015.html


平成 29 年 国民健康・栄養調査結果の概要 厚生労働省

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