美味しいから、あるいは無意識にやってしまっているメニュー選び。
知っているようで実は知らなかった、太ってしまう仕組みと食べ物や食べ方の関係を整理して、「肥満」につながる危険なルートを回避しましょう!
「太りやすい組み合わせ」6つの例とその対処を是非ご活用ください。
取り扱い注意!太りやすい組み合わせ 6選
身近でみる組み合わせ「糖質×脂質」
『おいしいものは糖と脂でできている』という名コピーの通り、美味しいながらもかなり危険なのがこの組み合わせ。
糖質をとると出るインスリンは、糖質がエネルギーとして活用されるのを手助けします。
このインスリンが出た状態で、大量のアブラが血液中に流れ込むと、体脂肪が増えて「肥満」の原因となってしまうのです!
Case1:「ラーメン&脂(アブラ)」ビジュアルも強烈!
背脂チャッチャ系など、背脂がこれでもかとたっぷり入ったラーメンはこの組み合わせの代表。
鶏ベースのさっぱり系でも、汁の表面でテカテカしていたら、しっかり「脂(アブラ)」が入っています。
Case2:「トースト&バター」もダメですか?
朝食で食パンにバターやマーガリンをたっぷり塗っていたら、それは間違いなく太りやすい組み合わせ。
加えてジャムまでいくと、それこそが「食べる量は少ないのに、なぜ太る?」という疑問の答えかもしれません。
身近でみる組み合わせ「糖質×糖質」
糖質はエネルギー源として利用されますが、使いきれず、余ったエネルギーは時間とともに「体脂肪」として体にためこまれてしまいます。
糖質のとりすぎ、いわゆる「炭水化物の重ね食い」などは内臓脂肪の増大につながる太りやすい組み合わせの代表なのです。
Case3:「グラタンコロッケバーガー&甘い飲み物」ファストフードのよくあるコンボ
メインとなるグラタンコロッケは小麦粉やバター、牛乳などからできており、さらにそれを揚げてしまうというハイカロリーメニュー。バンズの糖質とグラタンコロッケの糖質、さらにはコロッケのパン粉も糖質ですので、糖質の連打といえる食べ物!
さらに、飲み物まで、コーラやオレンジジュースのような甘い飲み物を選択すると確実に「肥満」の射程圏内に突入といえる状況です。
Case4:「パスタ&コーンスープ」実はダブルで糖質
トウモロコシは実は糖質の多い野菜。
場合によって、トウモロコシ本来の甘さが足りないと砂糖などを足しているところもあります。
主食であるパスタに加えてコーンスープ、さらにパンやデザートのセットにすると、まさにスター級のキャスティングによる糖質のオンパレードに!
身近でみる組み合わせ「お酒×糖質(&脂質)」
肝臓は糖質をエネルギーとして蓄えたり、送りだしたりする働きを担っていますが、お酒のアルコール分解の仕事が入ると、いつものエネルギー供給の働きに滞りが生じ・・・その結果、体内に脂肪が蓄積されやすくなってしまいます。
お酒飲みのぽっこりお腹を「ビール腹」と言ったりしますが、お酒だけでなく「お酒×糖質(&脂質)」の組み合わせこそが、内臓脂肪たっぷりのおなかを生み出しているとも言えるのです。
Case5:「コークハイ&フライドポテト」お酒と揚げ物、合うのですが・・・
まず、糖質の少ないウィスキーを選んだのはとても良いですね。
ですが、コーラやジンジャーエールなど甘い飲み物で割ってしまうと、せっかくのチョイスが残念!
そして、じゃがいもは野菜ですが、糖質が多いのは周知のとおり。
いい塩梅の塩分とほどよく吸い込んだアブラは、その美味しさと裏腹に太る組み合わせそのものなので気をつけましょう。
Case6:「缶チューハイ&スナック菓子」でしょ、休日は
休日はお家で映画でも観ながら、お酒と一緒にポ〇トチップス、これが定番。
「まさにそれ!」との声も聞こえそうですが、これも実はかなり危険な組み合わせです。
缶チューハイは飲みやすいように甘味を足してあります。
加えて、今やどこの売り場でも所狭しと並べられた多種多様なスナック菓子類は糖質&脂質&塩分、3タイトル制覇の言わば「三冠王」。
まさに「肥満」へのハイウェイをまっしぐら、と言えるのです。
まとめ
普段、何となしに食べてしまっているメニューのなかには「太りやすい組み合わせ」が潜んでいることがありますね。
今回挙げた3種の組み合わせを意識するだけでも「太る原因」を減らすことにつながります。
ぜひお試しください!
【参考文献】
眠れなくなるほど面白い体脂肪の話/土田隆監修/日本文芸社
眠れなくなるほど面白い糖質の話/牧田善二著/日本文芸社
眠れなくなるほど面白い肝臓の話/栗原毅監修/日本文芸社