発酵食品ってからだにいいの?

食事編

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食事編
腸内環境を整えることは、あらゆる症状や病気の予防になると考えられ、最近改めて重要視されています。
そこで注目したいのが、世界各国で古くから食生活に取り入れられてきた『発酵食品』です。
『発酵食品』と聞いて、私が思い浮かべるのは、納豆、味噌、チーズ、ヨーグルト、etc。
最近では、「塩麹」「熟成肉」や「酵素玄米(発酵玄米、熟成玄米、寝かせ玄米とも呼ばれる)」も注目され始めていますね。
今回は、そんな『発酵食品』について、その効能などをお伝えしていきます!!
…と、その前に。
「腐っている状態」とは何が違うのでしょうか??
■腐敗と発酵の違い
◎腐敗
→食物が腐敗菌・病原菌などの悪玉菌により、人間に有害な物に変えられる事。
◎発酵
→食物が乳酸菌・酢酸菌・酵母・納豆菌などの善玉菌により、人間に有益な物に変えられる事。
そして、
発酵させることで、栄養価、消化吸収率、保存性、旨味などの機能が向上します。
例えば…
豆をゆでた「ゆで大豆」と発酵させた「納豆」とで栄養価の違いを見てみると…
ゆで大豆と納豆の栄養価.png
納豆の方がゆで大豆よりも栄養価が高くなっていますね。
ビタミンKは桁違いに増加しています!
また、グラフにはありませんが消化率も違うそうです。
ゆで大豆の68%に対して、納豆は85%の消化率。
納豆の方が、胃にやさしいということです。
同じ食材でも、「発酵」させることで得られる恩恵はいろいろあるのですね。

さて…

発酵の過程を細かく見てみると、
◎「アミノ酸」や「抗酸化物質」などの生成
◎「乳酸菌」の増殖
がされており、それらによってからだに様々な効果が期待できます。
■期待できる効果
【1】腸内環境を改善する
【2】免疫力を高める
【3】疲労回復力を高める
【4】肥満や生活習慣病を防ぐ
では、発酵食品にはどのようなものがあるのでしょうか?
■発酵食品あれこれ
◎乳製品:ヨーグルト、チーズ
◎野菜:キムチ、漬物、ぬか漬け
◎大豆:納豆、味噌、醤油
◎魚:アンチョビ、鰹節、くさや
◎果物:梅干し、バルサミコ酢、ワイン
◎穀物:甘酒、パン、日本酒

腸内は、加齢とともに善玉菌が減っていくとされていますが、食事の摂り方次第でその環境は変えられます!
手軽に食べることができるものも多いので、冷蔵庫に常備しておくと良いですね。
発酵食品を上手く食事の中に取り入れて、健康なからだ作りに役立てましょう。
 

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