「食べ過ぎスイッチ」が入ってしまうその前に、やっておきたいこの対策!

食事編

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食事編

そんなに「お腹が空いていない」のに・・・
頭では「食べてはいけないと」と分かっているのに・・・
それでも、カチッ!と入ってしまう「食べ過ぎスイッチ」。
誰もがついつい陥ってしまう「食べ過ぎスイッチ」をちょっと深堀し、そのコントロールを試みてみましょう!

身近にあふれる?食べ過ぎスイッチにご用心!

私たちの日常は「刺激」にあふれている!

「飯テロ」という言葉を普通に耳にするようになるなど、SMSなどでおいしい料理の写真をみると、食べたい衝動に駆られてしまう事、誰にでもあるのではないでしょうか。
本当は食べる必要がないにも関わらず「食べる」行動を起こしてしまうのは、ある刺激を与えられたことで脳がおこしてしまう一種の条件反射と言えます。
そして、私たちの日常には、この脳の条件反射=食べ過ぎスイッチをオンにしてしまう「刺激」にあふれているのです!

身近にあふれている?食べ過ぎスイッチのきっかけ、あれこれ

◎チャーハンのCMをみたら、今日のメニューはチャーハン以外考えられない
◎うなぎ屋さんの前を通ったら、その匂いで頭の中がうなぎのかば焼きでいっぱいだ
◎そんなに好きじゃないけど、安売りや半額シールにつられてついついレジに
◎新商品や限定商品を見つけると思わず買ってしまう

視覚や聴覚、消費行動への刺激など、環境や外部からの情報は私たちの行動に大きな影響を与えています。これに加えて「内的」なきっかけ、ストレスからのイライラや、何か寂しさを紛らわすために「食べて心を満たしたい」という欲求などがそれぞれ影響しあい、食べ過ぎスイッチが「オン!」になってしまうのです。

また「お風呂上りのアイスクリーム」「休憩時間は甘い缶コーヒー」「仕事終わりの一杯」といったように、ある行動が「美味しいもの」や「楽しいこと」とセットで印象深く記憶されると、次にその行動をとった時、同じようにまたその快楽を求めようとする条件反射で「食べ過ぎスイッチ」が入ってしまう、ということもよく見られる例と言えるでしょう。

 

 

「食べ過ぎスイッチ」のきっかけを知って先回りして対策してみよう

「食べ過ぎスイッチ」のままに、食べて、飲んで、を繰り返してしまっては健康を損なってしまいます。
自分にとってのスイッチのきっかけを知り、その条件反射が起こらないように先回りをして予め対策をしておけると良いでしょう。

【1】「食べたい」衝動を感じたら、いったん間をおいて、本当に必要かを考えてみよう。

ビールのCMをみたら飲まずにいられない、スーパーやコンビニで新商品や限定商品があるとつい買ってしまう、環境や情報に流されて、買ってしまう、食べてしまう、そんなときの対策法は?

ここがポイント!
余計なCMやSNSなどからの情報はシャットアウト!するのはもちろん有効ですが、日常すべての情報を遮断する、なんて実際にできる訳がありません。
「ほしい!」「食べたい!」などの感情が沸き上がったら、一度深呼吸して「本当に必要?」と冷静に考えてみるクセをつけてみましょう。

加えて、使っているお金もしっかりチェックできると、より現実的に「行動」捉えられるだけでなく、無駄な出費も抑えられ一挙両得ですね。ついでに普段から、身の周りの余計なモノは整理する、という習慣づけを目指すのも良いかもれしません。

【こんな対策】
・衝動買いに走る、その前に一旦深呼吸で冷静に
・使ったお金の見える化(家計簿などの記録をつけてみる)
・この機会に思い切って断捨離実行!

【2】秘密道具「違う価値観メガネ」、そんなメガネで周りを見渡してみよう!

ストレス発散はお腹一杯を超えて食べまくる、満たされない感情を埋めようと飲みまくる、そんな感情に振り回されて限度をこえてしまう、そんなときの対策法は?

ここがポイント!
ストレス発散で暴飲暴食してしまう、そんな時はまずそれを引き起こしているきっかけとその時の感情に目を向ける時間を持つようにしてみましょう。
食事では敢えて自炊をしてみたりするのも良いでしょう(落ち着いて冷静に考える時間にもなります)。また料理はゆっくりと食べるなど、少し余裕をもつようにすることで暴飲暴食やドカ食いの予防になります。
例えていうと「ちょっと違う価値観の眼鏡をかけてゆっくりと物事をみてみる」そんなイメージで落ち着く時間をつくれると良いですね。

【こんな対策】
・自炊する(つくっている間に冷静に考えてみる)
・ゆっくり食べる(ドカ食い防止)
・買い置きをしない(直ぐに手の届くところにモノを置かない)

 

 

【3】いつもの〇〇、その思い込みが「食べ過ぎスイッチ」をオンにしているかも?

夕食の後はテレビを見ながらのポテトチップスが楽しみ、ランチのごはんは大盛一択、など今まで特に意識することなくやってきた行動(習慣)、それが「食べ過ぎスイッチ」のきっかけになっていませんか?

ここがポイント!
肥満や食べ過ぎが気になっている方、「そういえば普段から・・・」と心当たりがあるようでしたら、いつもの行動を一度見直してみましょう。
テレビを見ながら(〇〇しながら)は止めにして、ひとつのことに集中したり、しっかり味わって量より質の満足感を味わったり、積極的に新しい習慣を上書きしていきましょうね。

【こんな対策】
・いつもの行動(習慣)の見直し
・ながら食べはやめる(一例として)
・量より質にシフトチェンジする(一例として)

 

 

まとめ

自分自身の「食べ過ぎスイッチ」はどこにあるかを知って、対策を立てれば食べ過ぎも減っていきます。我慢できない自分に後悔してあきらめてしまうより、環境を整えていくことも視野に入れてみませんか。

【参考文献】
Newton別冊 やせる科学 健康的にやせるための科学知識/株式会社ニュートンプレス
なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか/岡嵜順子/講談社

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