実は食べ過ぎていませんか!?やってしまいがちな「〇〇食べ」を見直しましょう

食事編

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食事編

お腹が空いていないのにいつのまにか食べ物に手が伸びてしまう、食べ過ぎていることに自覚がない、そんなケースは実は意外に多いようです。
「自分が食べ過ぎていること」に気づくことは体調管理の第一歩とも言えます!
代表的な5つの食べ過ぎパターンと照らし合わせ、日々の行動をもう一度振り返ってみましょう。

実は食べ過ぎ?「〇〇食べ」

無意識に食べ過ぎてしまうかも!注意したい代表的な5つの食べ過ぎパターン

1.食べることでストレス発散!「やけ食いパターン」

「仕事で嫌なことがあった」「あの人に嫌われているかも」など、イラっとする感情や悲しい感情、ストレスなどを食べることで解消しているパターンです。
特に対人関係ではいろいろと思い悩んでしまいがちになりますが、結局、過去と他人は変えられません。
気持ちに折り合いをつける、自分ならではの対処法が必ずあるはずです。

【ヒント】 『自分に優しく、体にも優しく』
まずは食べること以外で、ホッと落ち着く、気分がよくなるような時間の過ごし方をみつけましょう。
また、気持ちを無理やり押さえつけてしまうと、逆に食欲の暴走につながります。
無理やり自分の気持ちを抑え込まず、「今日もよくがんばったね」と自分をケアすることで、色々な場面でめげない価値観が生まれやすくなります。

「やけ食い」を防ぐには
・推し活、好きな音楽を聴く、好きなドラマを観るなど趣味に没頭!
・もし悲しいならば、我慢しないで思いっきり悲しみましょう。(涙を流すことでリラックス効果があると言われています。)
・時には自分で自分を励ますことも大切です。

 

 

2.無駄にしてしまっては悪いと・・・ついつい「もったいない食べパターン」

「子供が残したから」「小さい頃から残すなと言われているから」など、食材だけでなく作った人の気持ちや手間に思いをめぐらせると、さほどお腹は空いていないけれど残さず食べてしまう。日本人の美徳として意識づけられているところもありますが、もう一度よく考えてみましょう。

【ヒント】 『本当に「もったいない」ことは何でしょう?』
必要以上に用意されてしまった食材や料理。それを食べてしまうことで、肥満や生活習慣病を呼び込んでしまっては、かえって「もったいない結果」を生んでしまうこともあります。

「もったいない食べ」を防ぐには
・「買いすぎない、作りすぎない、注文しすぎない」
食材の用意や外食の時は自分の「適量」を把握しておきましょう。食べきれない程に用意された食べ物は「もったいない」につながっています。
・食べ残すより太って健康を損ねてしまう方がずっと「もったいない」ことを忘れないようにしましょう。

 

 

3.食べる時は食べる事に集中・・・しきれず「ながら食べパターン」

PCに向かいながら…、テレビをみながら…、無意識にスマホをいじりながら…。
忙しい時間をやり繰りしたり、ただ何となく手持ち無沙汰でそうしていたり、普段の生活でこの「ながら食べ」をしてしまっていること、誰でも思いあたることがあるのではないでしょうか。
食べることに意識が向かず、だらだらと食べ続けてしまった結果、満足感を得ることなくついつい食べ過ぎてしまいます。

【ヒント】 『効率的なようでいて、実際は…』
忙しいのを理由にデスクでパソコンを触りながら食べていては、むしろ集中力が落ち、生産性が上がりません。
食べる瞑想(マインドフルイ―ティング)と言われるように、香り、食感、色合いなどを感じながら食事を楽しめると、その満足感から食欲もコントロールしやすくなります。食事を大切にすることは「自分自身も大切にする」につながり、自己肯定感を高めることも期待できます。

「ながら食べ」を防ぐには
・食べる時は食べることに集中しましょう。
・食事の時は五感をフルに使い、大いに楽しみましょう。

 

 

4.特にお腹が空いている訳ではないけれど「暇食い(ひまぐい)パターン」

「ヒマだなぁ」と冷蔵庫やお菓子の入っている棚についつい手をのばしてしまうのが「暇食い」の典型。やりたいことが見つからず、時間をもてあましていることを食べる事で満たしているパターンです。

【ヒント】 『本当にお腹が空いていますか?』
本当はお腹が空いていないのに、お腹が空いているように感じてしまうのが「ニセモノの食欲」。
手持無沙汰であることのストレスや、その時に「食べてしまうこと」自体が良くない習慣として定着してしまっていることに「暇食い」の原因があります。
数分だけ「食べたい」を忘れるような行動を起こしてみましょう!

「暇食い」を防ぐには
・外の空気をすって、思いっきり背伸びをする
・水を飲む
・ノンシュガーのガムを噛む

 

5.断り切れずにまた今日も「付き合い食べパターン」

「一緒にご飯を食べにいこう」「今日飲みにいかない?」と誘われるとそんなにお腹が空いていなくても断れず行ってしまうこともあるでしょう。相手とコミュニケーションを取りたいと思いながらも、「他人軸」になっているパターンです。

【ヒント】 『相手にだけ合わせる「他人軸」だと疲れてしまいます』
「付き合いがいい人=ヒトに好かれる人」ではありません。「今はお腹いっぱいだから、次一緒にいこう!」と正直に言ってみてください。逆の立場で仲のいいと思っている人に「実はあなたに合わせて我慢していた」と言われたら悲しくありませんか?
断るという正直な自己主張は、実はお互いのよい関係を作るためにも、自分を大切にする上でも重要なのです。

「付き合い食い」を防ぐには
・相手に配慮しながら、ポジティブに自己主張してみましょう。

まとめ

考え方は気持ちに影響を与え、その気持ちが「食べる」という行動に加速をつけてコントロールができなくなり、その結果、肥満からの生活習慣病など、体に負担をかけてしまいます。特にダイエット後のリバウンドを繰り返してしまうというような人は、いずれかのパターンに陥っていないか、一度確認してみましょう。

【参考文献】
・自己肯定感の教科書/中島輝/SB Creative
・なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか/岡嵜順子/講談社
・怒りが消えればやせられる/城ノ石ゆかり/きずな出版
・15分でわかる行動変容アプローチ(厚生労働省) https://kokoro.mhlw.go.jp/e_cba/

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