疲れ知らずの食事術!この2品、選ぶならどっち?

食事編

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ストレス、睡眠不足、年齢や体力の低下…などの他に、普段何気なく選んでいる食べ物、つまり「食習慣」も“疲れ”と大きな関わりをもっています。

疲れているときこそ、焼き肉やニンニクたっぷりのスタミナ料理など、高カロリーでパワーが付きそうなメニューを選ぶ方も多いかもしれません。
ところが、そのようメニューは胃に負担をかけやすく、かえって疲れを助長させてしまうこともあるのです!

「疲れにくい食事」って、どんな食事でしょう?

疲れ知らずのカラダを手に入れるためのちょっとしたメニュー選びのヒント、2択の対決形式で解説いたします。

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この2品、選ぶならどっち?疲れにくいメニュー対決!

【1】人気メニュー対決!『こってり家系ラーメン VS カツ丼』疲れにくいのはどっち?

どちらもそそられる、なんとも悩ましい対決。
さて、疲れにくいメニューはどっち?

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(こってり家系ラーメン:約850kcal、カツ丼:約900kcal)

正解は…「こってり家系ラーメン」

カツ丼は、多めの丼ぶりご飯にプラスして、トンカツにパン粉が使われていることで、糖質の量が不安です。
糖質のとり過ぎは、だるさやイライラ、眠気、集中力低下など、様々な不調を招き、疲れを助長させてしまいます。

一方、スープまで飲めばカロリーや塩分が過多となり、一見、内蔵を疲労させやすいラーメン。
ところが、こってり系のものだとスープを残すことで200〜300kcalほどのカロリー削減ができるだけでなく、トッピングで糖質の吸収をゆるやかにする野菜が追加できればさらにカラダに嬉しい働きもプラスできるのです。

ただし、どちらのメニューも糖質とあぶらのダブルパンチで高カロリーなことは間違いありません。
つまりは、疲れやすいメニューの上位にランキング。
実は、どちらも疲れているときには、避けた方が無難なメニューとも言えます。

-CHECK POINT-
麺類や丼ものは食べる頻度を減らして、特別な日のご褒美に!

 

 

【2】お肉対決!『牛ヒレステーキ VS 和風おろしハンバーグ』疲れにくいのはどっち?

みなさんお好きなお肉対決!
さて、疲れにくいメニューはどっち?

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(牛ヒレステーキ:約400kcal、ハンバーグ:約450kcal)

正解は…「牛ヒレステーキ」

”和風おろし”と一見ヘルシーそうな名前でも、騙されてはいけません!
ハンバーグの材料である挽き肉には、思っているよりも多くの脂身が混ざっているのです。
あぶらの多いメニューは消化に時間がかかるため、胃腸や代謝機能に負担がかかり、疲れやすい原因に。
中でもとろ〜りチーズが魅力的なチーズハンバーグなどは、さらに油分がプラスされるため、食べる頻度を極力おさえていきたいところです。

一方、牛ステーキはロースやサーロインなどの脂身の多い部位を避け、ヒレやランプを選ぶことで、あぶらのカットが実現できます。
仮にロースやサーロインを選ぶとしても、脂身のかたまりは残すなど、食べ方を工夫できるのも大きな勝因です!

-CHECK POINT-
意外とあぶらが多い、挽き肉メニューには気をつけて!

 

 

【3】和食の定番”魚”対決!『サバの塩焼き定食 VS 海鮮丼』疲れにくいのはどっち?

どちらもヘルシーそうな、和定食の定番。
さて、疲れにくいメニューはどっち?

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(サバの塩焼き定食:約650kcal、海鮮丼:約750kcal)

正解は…「サバの塩焼き定食」

実は、あぶらがのったサバの定食よりも、刺し身メインの海鮮丼の方が疲れやすいメニュー。
注目したいのは、魚の種類や調理法ではなく、ご飯の量です。
定食の茶碗中盛り1杯は、150〜200g(約280kcal)。一方、丼ぶり茶碗1杯は、250〜300g(約450kcal)。

ご飯量は100gほどの差があり、これはコンビニのおにぎり約1個分に相当します。
量が多くても意外とペロリと食べることができる「丼もの」は要注意です!

ただし、魚に含まれるEPAやDHAなどのあぶらは、血流を良くして酸素や栄養素を体の隅々まで届けるサポートをするため、疲労軽減や持久力アップが期待できます。
その点、お肉料理に比べると「お魚料理=疲れにくいメニュー」といえます。

-CHECK POINT-
週1-2回でも魚メニューの活躍頻度を上げましょう!ただし、ご飯の量には気を付けて!

 

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まとめ

疲れにくい体をつくるために注意したポイント、毎日こまめに意識していくことが大切です!
日頃、どんなメニューをよく選んでいるか一度振り返り、食習慣を見直すことで疲労の予防・解消に努めていきましょう。
※カロリー表示は各社商品の違いによって差があります。

【参考】
オメガ3脂肪酸について知っておくべき7つのこと 厚生労働省
https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/communication/c03/05.html
食品成分データベース 文部科学省
https://fooddb.mext.go.jp/

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