お酒の力に頼らない!7つの対策でお酒との適度な距離を保ちましょう。

食事編

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食事編

イライラすることやストレスになることがあったとき、皆さんはどんな対処をしますか?
ついついお酒の力を借りてストレス解消!という行動をとってしまうこともよくありますね。
お酒を飲むことで、一時的にはストレスからの解放感を味わえるのですが、同じような効果をもとめるあまり回数や酒量が増えてしまうと、どうしても心身への悪影響が免れません。

「お酒を減らそうと努力しているが、なかなか減らせずにいる・・・」
「お酒をやめようと思えば思うほど本数や回数が増えていく・・・」
ストレスが背景にあるこのような飲酒習慣、この機会に思いきって見直してみてはいかがでしょうか。
お酒が好きな人も、実はそうでもないのにお酒に頼ってしまっている人も、是非ご参考としていただけると幸いです。

適度なお酒との距離感

ここが怖い、飲みすぎのデメリット

お酒を飲みすぎると肝臓を悪くすることは広く知られていますが、その他にもさまざまな臓器疾患、依存症、さらに「気持ち」の面でも注意しなければいけないことが多くあります。
特に、普段から感情を抑え込んでいる人に多いのが、飲めば飲むほど抑えていた感情が爆発し、理性を失ってしまうような失敗
心地よい程度に「酔う」ことで収まるようにコントロールしなければ、まさに「酒に飲まれる」状況に追い込まれ、健康や生活など多くのものを失いかねない怖さがあるのです。

【参考】
<飲みすぎによる健康(身体)への影響例>
・脂肪肝、慢性肝炎、膵炎などのリスク
・内臓脂肪増加、動脈硬化などのリスク
・脳委縮など、認知症のリスク
・睡眠不足、うつ病、アルコール依存症などのリスク
<飲みすぎによる生活面での影響例>

・泥酔による人間関係の悪化
・記憶力や判断力の低下
・アルコール依存による仕事や生活面での支障

 

 

お酒に向かってしまう、ストレスとその背景

「お酒を飲みたくなってしまう・・・」そんなストレスを抱えてしまう背景にはどのような問題があるのでしょうか。

お仕事上の人間関係(社内外のコミュニケーション)
期待していた成果・結果とのギャップ
ご家庭内でのコミュニケーション
etc.

ただ「美味しいお酒と時間を楽しみたい」というのであれば問題はありませんが、怒り、不安」などの感情から解放されたい、逃げたいという気持ちで飲んでいるのであれば、危険信号です。
お酒を飲む時の「目的」をもう一度考えてみましょう。

お酒との距離をとる第一歩!日常でストレスをためないための小さな行動!

日常生活でのイライラ、不安、心配といった悲しい気持ちをお酒で乗り切っている人は、アルコール依存症予備軍とも言われています。
だからこそ、その根本となるストレスをなるべくためないようにすることが大切です。
日常でちょっとした意識、ちょっとした工夫を積み重ねて、ストレス回避の小さな行動を習慣にしてみましょう!

ストレス回避の小さな行動7選!

◎イライラがたまったら、紙に書きなぐって破いて捨てる
感情の整理になります
◎気心知れた友人と話をする
言葉にすることで問題の整理につながります
◎散歩や軽い運動をする
自律神経を整えます
◎全員に好かれる必要はないと割り切る
どんなに好感度の高い人でもアンチは必ずいます
◎自分と他人を比べない
あなたは他人にはなれないし、他人もあなたにはなれません
◎自分に求めすぎない。相手にも求めすぎない
現実と理想のギャップが大きい人ほど、ストレスをためやすいです
◎相手にも自分にも「ありがとう」という言葉を伝える
オキシトシン(別名:幸せホルモン)が出やすくなり、ストレス緩和につながります

 

 

適度なお酒との距離感。楽しく飲んで明日への一歩!

「酒は百薬の長」「少量のお酒は健康にいい」などと言われますが、実はお酒は飲めば飲むほど、病気の発症率や死亡率は高くなるというのが、最近の研究結果として有力です。
毎日お酒を飲むと、体内にアルコールが残り続け、脳がそれに慣れてしまい「もっとほしい!」という欲求がより強くなってしまいます。

とは言え、お酒が好きな人に「お酒をやめろ」となると、なかなかすぐに受け入れられるものでもありませんね。
加えて、人間は環境に作用されやすく「やめなきゃ!」という精神論だけでは事は上手くいきません。
お酒との適度な距離を保つための具体的な行動を実践しましょう。

お酒との適度な距離をつくる小さな行動7選!

◎週に2日の休肝日を実践!(例:月曜と木曜は休肝日だからと周りに宣言する)
◎家に買い置きをしない!(手軽に飲めてしまう環境を改善)
◎お酒が飲みたくなるようなおかずは避ける!
◎飲み屋街などの前を通らないようにする!(赤ちょうちんに吸い寄せられないように…)
◎休肝日にはジムや散歩など、いつも飲んでいる時間帯に実行する!
◎CMや飯テロ&酒テロ番組は観ない!(広告は行動を起こさせるためにプロがつくっています)
◎飲むときは笑いながら、楽しく!

 

 

まとめ

お酒の力を借りても、実は解決につながらないことは自分自身が一番知っているはずです。
どこかのタイミングでシフトチェンジをするなら、まさに「今」。
毎日の小さな行動、できるところから実践していきましょう。
※もしお酒をやめられないと不安に感じたら、まずはかかりつけのお医者さんに相談してみましょう。

【参考文献】
日本アルコール関連問題学会 https://www.j-arukanren.com/data.html
行動最適化大全/樺沢紫苑/KADOKAWA
眠れなくなるほど面白い肝臓の話/栗原毅 監修/日本文芸社

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