その甘味、気をつけて!飲み物に含まれる糖分

食事編

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気温が高くなってくると、ついつい冷たい飲み物が欲しくなったりしませんか?
特に炭酸飲料はのど越しが良いので、甘さを感じにくいかもしれませんが、実は想像以上の糖分が入っている場合があります。
今回は飲み物に含まれる糖分についてご紹介していきましょう。

その甘さ、要注意!!

こんなに多い!?飲み物に含まれる糖分

では、身近な飲み物にどれくらいの糖分が入っているのかご紹介しましょう。

飲料名 エネルギー(kcal) スティックシュガー本数
(約何本分)
コーラ(500ml) 225 19本
スポーツドリンク(500ml) 125 10本
栄養ドリンク(120ml) 79 6本
乳酸菌飲料(80ml) 62 5本
缶コーヒー微糖(185ml) 37 1.5本

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※公開されている各メーカーの栄養成分表示を参考。
スティックシュガー本数については、糖類もしくは炭水化物の数値を参考に、3g入りのスティックシュガー約何本分に相当するか換算。

思った以上に糖分が入っていることに驚きますね!
清涼飲料水やお菓子など、甘味の強い加工食品の糖分は、砂糖ばかりではなく「果糖ブドウ糖液糖(またはブドウ糖果糖液糖)」という甘味料が使われているケースが多いのです。
さて、この甘味料、体にとってどの様な影響があるのでしょうか??

高カロリー甘味料のリスク!「果糖ブドウ糖液糖」の正体

「果糖ブドウ糖液糖」とは、主にトウモロコシのデンプンから作られる、果糖とブドウ糖を主成分とした液体状の糖分です。砂糖に比べると甘みが口に残りにくく、飲み物にたくさんの量が入っていてもゴクゴクと飲めてしまいます

さらに、ごはんやパン、麺類などの主食、いも、カボチャなどの野菜に含まれる炭水化物の糖に比べ、砂糖や果糖ブドウ糖液糖に含まれる果糖、ブドウ糖などは、体内により早く吸収され血糖値を上昇させやすい特徴をもっています。

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飲みやすい・・からこそ要注意です!

「果糖ブドウ糖液糖」が入った飲み物は飲みやすく、しかも吸収されやすい高カロリー飲料のため、飲み続けると体重の増加、さらには肥満につながりやすいことは言うまでもありません!

甘い飲み物の原材料表示を見ると必ずと言っていいほど、この「果糖ブドウ糖液糖」が一番最初に表示されています。
ということは・・・、その飲み物の材料の中で一番多く使われているということ!!

糖尿病や肥満の方だけでなく、血糖値が高めの方や体重コントロールが必要な方も、“果糖ブドウ糖液糖”が入った甘い飲み物は、特に控えるようにしましょう。

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まとめ

長時間や激しい運動後、または熱中症対策としてスポーツドリンクが必要な時や、気分転換にどうしても甘みが欲しくてジュース類や炭酸飲料が飲みたくなる場合もありますね。

そういった特別な場合を除いて、やはり日常的には、水やお茶、無糖のコーヒーや紅茶など糖類を含ない飲み物を選ぶよう心がけましょう!

【参照文献】
炭水化物や食物繊維の量もひと目でわかる 糖質早わかり 女子栄養大学出版部
e-ヘルスネット 嗜好飲料
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-03-014.html
異性化糖のすべて。
https://www.cocacola.co.jp/article/caloric-sweetener_04

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