家で飲む~好きなおつまみランキング

食事編

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食事編

今回は家で飲む時の定番おつまみをテーマに、気をつけて欲しいこと・気を付けてほしい食べ物をお伝えします。
頭に入れておくと、自分のためにだけでなく、血圧が高めなご両親や、親の影響を受けるお子様のためにもなると思いますよ。
一つだけでも是非覚えてくださいね。

さて、家で飲む時のお酒のお供、といったら何を思い浮かべますでしょうか。
あるインターネット調査によると、1番多いのは、食事(夕食)のおかずを『つまみ』にするとのことです。
そして、その「おつまみ」のランキングは次のようになっていました↓↓↓

《家で飲むときのおつまみランキング》
※夕食のおかずを除いて順位づけしています
1.枝豆
2.チーズ(カマンベールなど)
3.刺身・たたき
4.冷奴・湯豆腐
5.ポテトチップなどスナック類
6.ピーナッツ、アーモンドなどのナッツ類
7.唐揚げ・天ぷらなど揚げ物
8.柿の種
9.サラミ・生ハム・ソーセージ
6-1.枝豆.png
みなさんもどれか1つは「ご自分の定番」に含まれていたのではないでしょうか。

さて、これらの定番おつまみ9個について、含まれる塩分量を割り出してみたところ、塩分量が多い順番は次のようになりました。
1日の食塩摂取量の目標値は男性で8.0g未満、女性で7.0g未満とされています
*日本人の食事摂取基準(2015年版)より

《定番おつまみの1食当たりの食塩相当量》
1.唐揚げ (約3個)…1.3g
2.刺身 (5切れ、かけしょうゆ小さじ1含)…1.0g
3.プロセスチーズ(1切れ)…0.6g
4.ウインナソーセージ(2本)…0.6g
5.冷凍枝豆(軽く2掴み程度)…0.3~0.6g
6.冷奴(1/4丁、かけしょうゆ小さじ2/3含)…0.5g
7.柿の種(1小袋) …0.47g
8.ポテトチップ (15枚)…0.2g
9.アーモンド(塩味つき10粒) …0.03g
思った通りでしたでしょうか?
あわせて番外編として、上記の定番おつまみ以外に気を付けたいおつまみもご紹介いたします。

《気をつけたいおつまみの1食当たりの食塩相当量》
・いかの塩辛(大さじ1)…1.4g
・さきイカ(ひとつかみ)…1.0g
・焼きちくわ(小1本)…0.6g
・梅干し(中1個)…1.8g(おつまみではないですがお湯割りに入れることを想定して追加しています)

6-2.からあげsize小.png

特に、唐揚げの食塩相当量が意外に多いのには驚かされますね。
下味をつける時の「しょうゆ」が影響しているようです。
お刺身や冷奴もしょうゆの付け方やかける量で、塩分量を多くも少なくもできるので、意識して調整していきたいですね。

調整できるものは良いのですが、唐揚げ(購入する場合)、プロセスチーズ、ウインナソーセージ、焼きちくわなど、加工する過程で食塩が加えられるものは、食べる量で調整するしかないのが難しいところです。
美味しいから、とついつい手が伸びがちですが、積もり積もって全体の塩分量が増えていくので、酔う前に、予め小皿に取り分けて食べる量を決めておくなどの工夫をしてみてください。

毎晩ついつい食べ過ぎてしまう…という方、次の「食べ過ぎないためのコツ」もご参考ください!

《食べ過ぎないためのコツ》
案外大切です!!
★買うときには…
大量に(大袋で)買わない、買い置きをしない!
大量に買ってしまったとしても!!
★飲む前に…
食べる分だけ小皿に出して、あとは片づける!
食べ始めてしまっても!!
★飲んでいるときには…
手の届くところに置いておかない!

特別なことではないですが、だからこそ、地道に少しずつ習慣にしていけると良いですね。

高血圧の対策としては、減塩、減量、運動、節酒、禁煙などの生活習慣の見直しが推奨されています。
なかでも、肥満解消による降圧効果は確かめられているとのこと。
4~5kgの減量で血圧は下がるとのことですから、血圧に注意が必要で体型も気になっている方は、「減塩」に加えて、「減量」も心掛けるようにできると良いですね。

※医師や栄養士から食事について指示がある場合は、その指示に従ってください。
参考文献:五訂完全版ひと目でわかる日常食品成分表、講談社

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