自己肯定感とは?自分と向き合う初めの一歩、踏み出してみよう

その他生活習慣編

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皆さんは「自己肯定感」という言葉を耳にしたことはありますか。高い方が「幸せを感じやすい」と言われていますが、そもそもどういった「感覚」なのでしょうか。
今回は自己肯定感についての解説から、その影響や、高めるための工夫についてみていきましょう。

自己肯定感とは?「自分らしさ」への一歩!

自己肯定感とは

「自分自身について、自分はどう感じているか?」そんなことを考えてみたことはありますか?
自己肯定感とは、ありのままの自分(そのままの自分)を自ら好意的に受け止める感覚です。
人間関係や仕事の進め方など、さまざまな場面で自分を支える軸となるとても大切な感覚、自分の価値をしっかりと認識する気持ち、と言えます。

例えば、自己肯定感が高いといわれる人は、トライ&エラー精神で失敗しても立ち直りが早く、そもそも「失敗」とはとらえずに「良い経験」をしたと思えるような価値観を持っていたりします。

白熱電球を実用化した、発明王トーマス・エジソンの名言
「私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。」

という言葉は、自己肯定感の高さを感じさせますね。

あなたの「自己肯定感」セルフチェックしてみましょう

それではここで簡単に自己肯定感の確認です。
当てはまるところをチェックしてみましょう。

□自分のことが大好きだ、自分にはいいところがある
□まわりの人から愛されている(大切にされている)と感じる
□失敗しても落ち込んだり、自分を責めたりしない
□他人から批判されても平気
□人目を気にせずハッキリと自分の意見が言える
□自分と異なる意見や考えを否定せず尊重できる

皆さんの結果はいかがでしたか。
チェックが多くついた人ほど、自己肯定感が高いといえます。
チェックがひとつもつかなかった…という方は、もしかしたら普段から「生きづらさ」や「不安」を感じる場面も多いのではないでしょうか。

 

 

自己肯定感が高くない人の代表的な特徴とは?

【特徴1】他者と比較したがる

他者の基準に従ってしまう生き方をしがち。他人の目を気にし「自分」をないがしろにしてしまうので、「思い通りにいかない」という生きづらさを感じていることも多いようです。

【特徴2】自慢話をする

自慢をすることで、自分をよく見せたい、すごいと思われたいという承認欲求を満たそうとします。SNSなどで“いいね!”が欲しくて、ついつい他人に迷惑をかける行為などにエスカレートしてしまうこともよくある行動と言えます。

【特徴3】怒りっぽい

怒りによって相手をコントロールして、相手より上に立ちたいという価値観を持っているタイプです。

誰しも部分的に何かしら思い当たる感情や行動があるのではないでしょうか。
時にはそういう心持になってしまうことがあるかもしれません。
ですが「いつもそんな状態」であるならば、少しずつ自分の行動を修正し、自分の価値に目を向けられるようにしていく方が、今よりもずっと有意義な時間を過ごせるようになるかと思います!

 

 

自己肯定感は育てられる!

いまさら自分を変えようと思ってももう遅いのでは・・・ということは決してありません。
たとえどんなに自己肯定感が高い人でも、取り巻く環境によって気持ちは上がったり下がったりします。
いいことも悪いこともいろいろあるけど、今の自分の感情を素直に認め、ニュートラルな状態で自分を見直してみましょう。

『上手くいかないところもあるけれど、それも含めて、ありのままの自分を認める』
ということが最重要です。自分を批判しているだけでは何の解決にもなりません。むしろ、どんどん苦しくなって、幸せが遠のいてしまうこともあるかもしれません。

最初はなかなか上手くいかないかもしれませんが、そういう「自分らしさ」を育てることが、あなたの最大の強みとなってくるはずです。

自己肯定感を高める習慣、是非とり入れてみましょう!

◎「ありがとう」を言う回数をふやす

「ありがとうございます」「ごちそうさまでした」といった感謝の気持ちを言葉で伝えることで、自分で自分を尊敬する気持ちが高まっていきます。反対に何も悪い事をしていないのに、ついつい「すいません」という言葉を言い過ぎていると、自己肯定感の低さにつながります。口癖も大切ですね。

◎断り上手になる

自分を犠牲にして相手に合わせて疲れてしまうことはないでしょうか。他人基準になりすぎると、自分を見失ってしまいます。相手を尊重する気持ちを持ちつつ、流されず自分がどうしたいのか、を大切に行動できると良いですね。

◎小さな成功体験を積み重ねる

自己肯定感の高い人は、現状の自分の実力を客観的に理解し、そして自分の実力よりちょっとだけ上の目標をたてて、成功体験を積み重ねていこうとします。
現状の自分の実力を過大評価し過ぎたり、逆に過小評価し過ぎたりしてしまうと、実際の自分と大きくかけ離れた目標や行動に挫折して、自己嫌悪に陥りやすくなってしまうのです。だからこそ、今の自分からほんのちょっとステップアップした「小さな目標」をクリアし、その体験を積み重ねていくことで、「昨日より成長している自分」に目をむけていきましょう。

 

 

まとめ

目の前の出来事を変えることは、なかなか難しいですが、その出来事をどのように感じるかは、自分の価値観次第。同じ時間を過ごすのであれば、その価値観をより良い方向に向け、少しだけ肩の荷を下ろして、ゆっくりと着実に前にむかって進んでみてはいかがでしょう。

【参考文献】
自己肯定感の教科書/中島輝/SB Creative
伸びる子の育て方/漆紫穂子/ダイヤモンド社

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