思ったよりも飲める??適量ってどれくらい??

食事編

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食事編

適量のお酒は「百薬の長」と言われていますが、飲みすぎると肝臓の病気の他、健康にさまざまな害を与えてしまいます。
「ほどほど」がお勧めですが、適量とはどれくらいでしょうか??

《 適量は男女ともに「1日平均純アルコール20g」 》
純アルコールって??とわかりにくいのでビールやワインなどに換算して「どのくらいが適量か」を表にまとめてみました。
7-1.純アルコール.png
毎日飲んでいる方の「適量」は、日本酒だと1合ですが、時々お付き合いで飲む程度という方でしたら、1合以上は飲めるということになります。
また、週末に飲みに行くという方も多いのではないでしょうか。
例えば、ビール中ジョッキ1杯、酎ハイ2杯、ワイン(小グラス)1杯を飲んだら、その純アルコール量は約74gで、1日平均約10g程度と換算されます。
週に1回の飲み会で飲む量としては許容範囲ではないかと思います。
たまに飲む時でも日本酒で1合を守らなければならない、と思っていた方は少しホッとしたかもしれませんね。
とはいえ、「たまに飲む」という方でも1回に大量の飲酒をしてよいということではありません。
1回に多量の飲酒をすることで、肝臓への負担が一気に高まります。
また、急性アルコール中毒になることもありますので、注意が必要です。
なかなか覚えるのは難しいと思いますが、適量の1日平均の純アルコール20gを意識してみてくださいね(^。^)
※飲酒習慣の無い人に対してこの量の飲酒を推奨するものではありません。
※性別や体重などでも個人差があるので、その日の体調に合わせて飲むようにしてください。

そうはいっても、なかなか適量を守れないのが常…。
少し工夫が必要ですね(^_^;)

《 適量にするための工夫(家庭編) 》
★日頃の心構えとして…
家にお酒をたくさんストックしておかない
休みの日にお酒をまとめ買いしていませんか?
★飲む前の心構えとして…
冷蔵庫にはその日飲む分たけ冷やすようにする
いつも冷蔵庫にたくさん入っていませんか?
★飲むときには…
おかずをおつまみにしてゆっくりと飲む
おかずがなくなったらお酒も終わりにしましょう!

「禁酒してください」とは言いません。
「適量」を守ってお酒を楽しんでいただけることを願っております(*^。^*)
7-2.ビール.png

《 おまけ:お酒の危険性について 》
アルコールを飲みすぎると…飲み過ぎが続くと…健康にさまざまな害を与えてしまいます。
「独立行政法人国立がん研究センター」の10年間の追跡調査の結果
・1日平均3合以上(日本酒で換算)の多量飲酒で、なんらかのがんになることが判明
・1日平均1合以上(日本酒で換算)を超えると糖尿病や大腸がんの危険性が高くなることが判明
他にも
・肝臓病(そのまま飲み続けると脂肪肝→アルコール性肝炎→肝硬変に)
・慢性膵炎(→慢性膵炎から起こる糖尿病へ)
・痛風(尿酸値の上昇)
・メタボリックシンドロームを二次的に進展(アルコールによる食欲増進、つまみが脂っこい等)
・糖尿病(特に肝障害や膵障害が加わるとコントロールが難しい糖尿病に)
・etc.
様々な病気に影響するので、適量を心掛けるようにしましょう。

 

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