腰痛予防のためのストレッチ

運動・身体活動編

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運動・身体活動編
重い荷物の持ち上げや運搬、長い時間の立ち仕事・座業、小休止や仮眠が取りにくい、筋量・筋力不足、心理的ストレス等、腰痛の原因は様々。
最近の研究で、慢性的な腰痛に「脳」が大きく関わっていることがわかり、またメンタル面での要因も重要視されてきていますが…
何はともあれ、腰部を中心とした腹筋、背筋、臀筋(でんきん→お尻)等の筋肉の柔軟性を確保して、疲労回復を図ることが腰痛の予防にとって重要です!!
そこで!
国民病ともいわれる「腰痛」について、予防のためのストレッチをご紹介していきます☆
■お勧めは?
ストレッチには大きく2種類あります。
動的ストレッチ:ある方向に関節を動かしながら筋肉を伸ばし縮めることを繰り返す
静的ストレッチ:ゆっくりと一定方向に筋肉を伸ばしその状態でしばらく静止する
腰痛予防にオススメなのは…
◎静的ストレッチ
筋肉への負担が少なく、安全に筋疲労回復、柔軟性、リラクゼーションを高めることができます。
■ストレッチのポイント!
息を止めずにゆっくりと吐きながら伸ばしていく
②反動・はずみはつけない
③伸ばす筋肉を意識する
張りを感じるが痛みのない程度まで伸ばす
20 秒から 30 秒伸ばし続ける
筋肉を戻すときはゆっくりとじわじわ戻っていることを意識する
⑦どの動作も 1 回から 3 回ほど伸ばす
※腰痛の種類によってはストレッチによって症状が悪化する場合あり
※痛みを感じながら無理に伸ばすと筋肉を傷めることがあるのでご注意を
※現在痛みがある人、腰痛の治療中の人は、医師に相談の上、行うようにして下さい
ストレッチのポイントを押さえたところで…
■Let’s ストレッチング!!
事務作業スペース・車両運転等の作業でのストレッチをいくつかご紹介します☆
どれも簡単なものばかりなので、毎日の習慣にしてみて下さいね。
◎どの動作も、20~30秒間姿勢を維持し、左右それぞれ1~3回伸ばします
ストレッチ1.png
ストレッチ2.png
ストレッチ3.png
特に、太もも後ろ側・お尻はオススメ!!
太ももの後ろ側・お尻の筋肉が硬いと、筋肉を繋いでいる関節部分(腰部等)に負担がかかり、痛みを伴うことがあります。
意識的に伸ばしていきましょう!!
そしてこんな情報も♪
■腰痛の新常識!!
<その1>
2012年に刊行された「腰痛診療ガイドライン2012」で新たな見解が示されました。
今までは“腰痛は安静に”でしたが…
これからは”無理のない範囲で活動”した方が回復が早く、再発率も低いと指示されています。
よって
・負担にならない程度の全身運動(散歩・ウォーキング・水中ウォーキング等)をする
・疲労回復や気分転換を心掛ける、等
極端に疲れが溜まらないようにしつつ、腰痛の発生リスクを低くすることも心掛けましょう。
<その2>
慢性的な腰痛持ちで特に外科的な疾患が見当たらない場合、最近の研究により原因は腰より「脳」にあるとの話があります。
長年腰痛に悩まれている方は、病院に相談に行かれ心理療法で改善するというのもよいかもしれません☆

『参考』
厚生労働省:職場における腰痛予防対策指針及び解説

 

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