肥満・非肥満の分かれ目は日常生活活動にあり?

運動・身体活動編

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運動・身体活動編

日のうちで何分くらい立ったり歩いたりしていますか?

100分。200分??・・・300分???
働く環境や職種によって大きく違いがありそうですが、皆さんはいかがでしょうか。

肥満者と非肥満者との差は150分(2時間半)!!

何が150分かというと・・・
肥満の人は運動ではない家事などの日常生活活動時間が、肥満でない人と比べると、1日約150分も少なかったのです。

日常生活活動時間、肥満の人は373分、肥満でない人は525分。

日常の生活活動であっても、1日で150分もの差がつくと体型に影響するということで、まさに「塵も積もれば山となる」ですね。

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また、最近では長時間の座りっぱなしが良くない、との研究結果が発表されています。

座位時間と死亡リスクの関係

・1日の総座位時間を4グループ(4時間未満、4~8時間、8~11時間、11時間以上)に分けると、座っている時間が長くなるにつれて死亡リスクが11%ずつ増えていく。

・週7時間以上、活発的に身体を動かしていても、テレビ視聴時間が1日7時間以上の人は、1時間未満の人と比べて死亡リスクが47%高く、冠動脈疾患死亡リスクは2倍高い。

研究結果から、運動を含む身体活動の実施に関わらず、長時間の座りっぱなしが死亡リスクや冠動脈疾患死亡のリスクを高める可能性があることがわかったため、指針として「座る時間を減らしましょう」というスローガンを掲げる国が出るまでなっています。

座りっぱなしのお仕事の環境では、こんな工夫はいかがですか??

・1時間に一度はトイレ休憩
・飲み物や資料は立って取りに行く
・こまめに要らないものはシュレッダーにかける
・フロアの移動は階段で
などなど

ついお仕事に集中しすぎて机にかじりつているより、適度にブレイクタイムをとり入れて上手に気分転換を図ることは、仕事の効率をあげるためにも必要ですね。
また、自宅でスポーツ観戦をする時など、立って応援するのもお勧めです♪
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ちなみに立位は座位よりも消費カロリーが1.2倍になります。

日常生活活動で消費するカロリー

75kgの人が10分行った場合の消費カロリー
・皿洗いをする…24kcal
・洗濯をする…26kcal
・立って食事の支度をする…26kcal
・時々立ち止まりながら買い物や散歩をする…26~39kcal
・動物の世話をする…30kcal

日常生活の動きも、毎日積み重ねれればそれは大きな消費活動。
座ったままの時間を減らし日常生活の中で積極的に動く習慣、身につけると何か良いことがありそうです!

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