誰もが知っているおなじみラジオ体操。
聞き覚えのあるあの音楽を耳にすれば、自然と体が動き出す人も多いのではないでしょうか。
ラジオ体操は、ポイントを意識して行えばエネルギー消費や肩こり予防など、たくさんの効果が実感できる運動です。
改めて、そのメリットや実践のコツなどをご紹介していきます！
メリットいっぱい！みんなのラジオ体操
再確認！ラジオ体操のメリット！
ラジオ体操は、前屈・後屈、ひねる、屈伸など、様々な動きを取り入れた全身運動。
意識して行えば、下記のような効果が期待できます。
1.ウォーミングアップ
全身の筋肉を動かすことで、血行がよくなり、体がポカポカ温まります。
1日の始まりや運動前、仕事前などに行えば、体が動かしやすく、ウォーミングアップ効果が期待できます。
2.肩こりや腰痛の予防
ラジオ体操には、肩を回したり伸ばしたりする運動、前屈や後屈で腰を伸ばす運動があります。
大きな動きを心がけ、気持ちよく伸ばすことで、肩こりや腰痛の予防につながります。
※痛みが強い時は無理してやらないように注意しましょう。
3.適度な有酸素運動
ラジオ体操第一を通しで行った場合の運動強度は、早歩きや自転車に乗るのと同程度。
座っている時の3～4倍のエネルギーを消費します。
また、ラジオ体操第二は第一に比べて強度も高く、心拍数も上がります。
2つ合わせて行えば合計で5分強の運動時間になり、エネルギー消費につながります。
ラジオ体操を効果的に行うための3つのポイント
1.呼吸を止めない
効果を出そうと力んだり、呼吸を止めたりしてしまうのは逆効果。
体の力を抜いて、リラックスして行えば、自然な呼吸で体操することができます。
2.関節を大きく動かす
例えば、腕を回す運動では、ただ腕を回すのではなく、肩や腕の力は抜いた上で、遠心力を使って肩関節から大きく動かします。
また、体を前後に曲げる運動では、前屈する時に手を床につけようとするのではなく、上半身の重みを使って腰から曲げることを意識すると効果的です。
3.動かしている筋肉を意識する
ラジオ体操は、体が覚えているという人も多く、なんとなく流すように動いてしまいがちですが、それではもったいない！
前述の腕を回す運動では肩回りの筋肉をほぐす、体を横に倒す運動では脇腹の筋肉を伸ばす、というようにどの筋肉に効いているのか意識しながら行うとよいでしょう。
ピックアップ！ラジオ体操をやってみよう！
1.肩こり予防にはこの運動！
「伸びの運動」
1.息を吸いながら腕を前から上げる
2.息を吐きながら腕を横から下ろす
「腕を回す運動」
1.腕を体の外側から内側へ大きく回す
2.反対回しをする
2.腰痛予防にはこの運動！
「体を前後に曲げる運動」
1.弾みをつけて上体を前へ3回曲げる
2.上体を起こす
3.両手を腰の後ろにあて、上体をゆっくりと反らせる
「体をねじる運動」
1.腕を軽く振りながら、体を左、右、左、右とねじる
2.腕を左斜め上へ振りながら、らせん状に体をねじる 2回繰り返す
3.反対側も同様に行う
・腕を斜め上に振り上げる時はできるだけ遠くへ伸ばすようにしましょう
3.姿勢をよくするにはこの運動！
「胸を反らす運動」
1.左足を横に開き、腕を横に振る
2.息を吸いながら腕を斜め上に上げ胸を反らせる
3.息を吐きながら振り下ろす 1～3を4回繰り返す
「体を横に曲げる運動」
1.右腕を上げ、体を横に曲げる 2回繰り返す
2.反対側も同様に2回行う
・できるだけ手を遠くに伸ばすと脇腹がよく伸びます
【参考情報】
さあ、みんなでラジオ体操/かんぽ生命
https://www.radio-taiso.jp/
まとめ
どんな運動でもそうですが、ラジオ体操も続けることが第一！
毎朝ラジオで6時30分から流れる機会を上手く使って、朝の習慣にするのもいいですね。
時間が合わない人は、インターネット上の動画を見ながら行うのもおススメです。
正しい動きも確認できるため、初めは動画を利用してみるのもよいでしょう。
是非、新たな気持ちでラジオ体操にチャレンジしてみてくださいね。
【参照文献】
かんぽ生命 ラジオ体操の健康効果とは？
https://www.jp-life.japanpost.jp/health/exercise/health-app/kam_201902.html
健康長寿ネット ラジオ体操の健康効果とは
https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/shintai-kenkou/radio.html
