ストレッチでリラックス

運動・身体活動編

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運動・身体活動編

ストレッチというと、どんなイメージを持っていますか?
「体が柔らかくなる」「運動の前後に行う」、中には「やったことはあるけどなかなか続かない・・・」という方も多いかもしれませんね。
今回は、ストレッチをすることで期待できる効果と、簡単にできる5つのストレッチをご紹介しましょう。

ストレッチで体を整える

覚えておきたい「ストレッチの3つの効果」

ストレッチは「筋肉を伸ばす運動」で、主に3つの効果が期待されています。

1)筋肉の柔軟性をよくすることで、関節の動く範囲が広がる
2)血行がよくなり、肩こりや腰痛の予防につながる
3)体をリラックスさせる副交感神経の活動が優位になり、心拍数が下がって気分が落ち着く

仕事の合間に行うことでのリラックス効果や、寝る前であれば心地よい眠りにもつながりますね。

疲労回復ストレッチ ~仕事の合間に~

今回は仕事の合間にデスクや休憩室で座ったまま行える簡単ストレッチをご紹介します。

1)背中

椅子に座ったまま、手を体の前に伸ばして組み、肘を伸ばします(手の平は内側)。
大きなボールを抱え込むイメージで背中を丸めて行いましょう。

2)胸と肩

椅子に浅く腰かけて手を後ろに回し、背もたれの下の方を持ちます。
肘を伸ばして胸を張ります。顔は軽く上を向けましょう。

3)背中から首

椅子に座って左手を背もたれにかけ、右手で頭頂部を持って右斜め前に倒してキープします。
反対側も同様に行います。

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4)首

首をゆっくり回します。右回し、左回し交互に行います。

5)腕の前面

机からちょっと離れて椅子に座り、肘を伸ばして手のひらを机側に向けます(親指が外側になるように)。
指先を机のへりにかけて腕を前に出すように伸ばしてキープします。

どのストレッチも筋肉を伸ばす前に鼻から息を吸い、口からフーっと吐きながら伸ばすとより効果的です。
1つの動作で10秒ほど伸ばし、5回ほど繰り返しましょう。

気を付けるポイントは?

ストレッチは主に3つのことに注意して行うとより効果的です。

◎伸ばしている筋肉を意識する

ただ伸ばすだけでなく、体のどの部分に効いているか意識することで筋肉がほぐれます。

◎痛みを感じない程度に伸ばす

痛い!と感じると筋肉が収縮していまい、リラックスどころか体を痛める心配もあります。
気持ちいいと感じる程度に伸ばすことが大切です。

◎呼吸を意識する

力を入れすぎたり、呼吸を止めたりしないように注意しましょう。
深い呼吸で鼻から息を吸い、「フー」っと口からゆっくり吐きます。

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まとめ

ストレッチは、毎日続けることがとても大切です。
仕事中はお手洗いに行った後、家ではお風呂上りなど、行うタイミングを決めておくのもいいですね。
そして、何よりも気持ちいいと感じながら行うことで、よりリラックス効果が高まりますよ。
さっそく今日から、ストレッチ習慣をはじめてみましょう!

【参照文献】
ストレッチ・メソッド(近畿大学講師 谷本道哉 / 東京大学教授 石井直方著)

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