腸と健康の密接な関係〜免疫力と肥満予防効果を高める〜

その他生活習慣編

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その他

「腸内環境」という言葉をよく耳にしませんか?
今回は、昨今注目が集まっている「腸」と「健康」の関係についてご紹介していきます。

「腸」の状態は体の健康と密接に関係

スムーズな排泄が健康な体をつくる

消化吸収をつかさどる「腸」に排泄されるべき”食べカス”が溜まると、生ごみと同じように腐敗して有害物質が発生します。
その有害物質が血液に吸収されて全身に広がってしまうと、様々な不調が体に現れてしますのです。
健康な体をつくるためには、食べカスが滞ることなくスムーズに排泄させることが理想的!

免疫細胞の約70%は腸に存在

最近の研究では腸内をキレイに保ち元気にすることで、免疫力アップや肥満防止の効果が期待できることが証明され始めています。
腸を元気に保つことは、毎日を快適に過ごすためにとても大切なのです。

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では、どうしたら腸を元気に保つことができるでしょうか??

腸を元気に保つための3つの力

わたしたちが食べた物は、口から食道・胃・小腸・大腸を通りながら消化吸収され、そのうち消化しきれなかったものが便として体外へ排泄されます。
腸の働きである、便を「つくる」「育てる」「しっかり出す」という3つの要素を高めることが、腸の元気につながります。

便をつくる=「食物繊維を摂る」

食物繊維は腸内環境を整える働きがあり、野菜・海藻類・きのこ類に多く含まれています。
次の3つが揃ったバランスのよい食事がおススメです。

[1] 米を中心とした「主食」
[2] 肉・魚・卵・大豆製品などを使ったメインのおかずとなる「主菜」
[3] 野菜・海藻類・きのこ類を多く使った「副菜」

便を育てる=「善玉菌が活躍できる環境をつくる」

食物繊維、ビフィズス菌、乳酸菌、オリゴ糖などを日々の食事に取り入れることが、善玉菌が活躍できる腸内環境をつくるカギとなります。
特に、納豆やヨーグルトなどの発酵食品を積極的に取り入れると、善玉菌優位の腸内環境づくりに役立ちます。

便をしっかり出す=「腸のぜん動運動を活発にする」

腸が縮んだり広がったりを繰り返すぜん動運動が、便を運ぶためには欠かせません。
腸のぜんどう運動はリラックスしているときに活発になるので、不規則な生活やストレスは禁物!
適度な運動で腸に刺激を与えたり睡眠をしっかりとるなど、日々の生活リズムを整えることも重要です。

まとめ

「腸内環境を整えること」「食事・運動・睡眠などの生活習慣全般において健康的な生活を送ること」は直結しています。

適度な運動をしたり、十分な睡眠時間の確保が難しいときは、比較的自分の意思でコントロールしやすい食事から取り組んでみてください。
その中でもまずは、野菜を多く摂ること食事のバランスに気を付けることを意識して、腸の環境を良くするように心掛けてみましょう!

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