「体内時計」ってなに?

その他生活習慣編

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その他
「健康づくりには規則正しい生活が大切」だと言われますが、なぜかというと…
「体内時計」が深く関係しているからです。
●「体内時計」ってなに?
みなさんのからだには時計のように約24時間の周期を刻む遺伝子などがあり、この働きが「体内時計」と呼ばれています。
(起きる時に自分で念じた時刻や時間に目覚めるなどの、意識を働かせて反応することとは異なります)
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この「体内時計」はホルモンの分泌などを調整し、食べ物の消化や栄養素の利用、体温の調節、睡眠など、からだのあらゆる代謝に働きかけます。
ところが「体内時計」は24時間より少し長めの周期を刻むので、何もしないと実際の時間とからだの時間がずれて、時差ボケのような状態になってしまい、体の不調を引き起こしてしまいます。
そのずれを実際の時間に同期させる鍵となるのが「寝起きする」「食べる」「運動する」といった生活や食事、そして光です。
“規則正しい生活”や行動をきっかけに体内時計が実際の時間と同調します。
すると代謝が良くなり、体調が良くなってエネルギーをしっかり消費する状態にすることができる
と言われています。
例えば交替勤務などで朝から活動しない人も、体内時計の周期を意識して食事をとることで、時差ボケのような不調を起こしにくくすることができますよ。
続いて…
●「体内時計」を意識する??
突然ですがクイズです。
Q1:増えた体重を戻すとき、「体内時計」の観点から何から取り組むと効果的でしょう?
1.食べる量を減らす
2.運動をする
3.夕食時間を早める
続いて第二問!
Q2:疲れがとれないとき、「体内時計」の観点から何から取り組むと効果的でしょう?
1.栄養ドリンクを飲む
2.豚肉を食べる
3.朝食をしっかり食べる
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こちらの2問!「体内時計」を意識した場合のクイズの正解は…
Q1→「夕食時間を早める」 
Q2→「朝食をしっかり食べる」です。
実は「体内時計」の観点で考えると、「いつ、どう食べるか」がとても大切です。
健康づくりにはいろいろ取り組みがありますが、最新の研究で「体内時計」の働きが解明され、からだが反応するのには優先順があること、食事からとったカロリーや栄養素の使われ方が時間によって違うことがわかってきました。
「体内時計」の周期とずれると、同じ食事を食べても効率よくカロリーが使われず、太りやすくなります。
また、栄養素が利用されにくく、体調も悪くなりがちだということです。
そうならないためには「いつ食べているかな?」「しっかり食べているかな??」と振り返りつつ“規則正しい生活”をすることを心掛けてみてくださいねヽ(^。^)ノ
さて、今回のコラムでは「体内時計」の概要をお伝えしましたが、今後別の機会で「体内時計」を意識した暮らし方、食事のとりかた、生活活動や運動の方法をご紹介していく予定です。
お楽しみに~♪
 

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