噛みごたえのある料理、選べますか?

食事編

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食事編

さっそく噛む回数についてクイズです。
「耳ありの食パン(10g)」は何回くらい噛むと思いますか?
ちなみに10gは、8枚切り1枚を4等分してさらに一回り小さくしたくらいです。
50回?
60回?
70回??

何口で食べるかにもよると思いますが…
正解は、62回だそうです!

早食い予防としても「良く噛む」ことをお勧めしていますが、推奨される「一口30回」を達成できている方はなかなか少ないですよね。

そこで、考えなくても必然的に噛んでしまう”噛みごたえのある食品”をピックアップしてみました!
食事の際に意識的に選んでみてください!!

■噛みごたえのある料理・食品
・食べることができる部分10gあたりの回数
・30回以上噛むものをピックアップ
噛みごたえある料理・食品.png
イメージ通りでしょうか。
イメージ通りであれば、噛みごたえのあるものを見極める力はある、ということなので、後は、意識的に選ぶのみ!!
賢く選んで「良く噛む」人へ変身しちゃいましょう。

続いて番外編…

<番外編:咀嚼回数30回以下>
※こちらも食べることができる部分10gあたりの回数です。
・バナナ:7回
・プリン:8回
・そば:15回
・カレーライス:23回
・シューマイ:24回

「カレーは飲み物だ」と誰かが言ったか言わないかはさておき、やはり!?咀嚼回数は少ないですね…。
もちろん、食べて悪いものではないので、付け合せに良く噛む「らっきょう(74回)」などを組み合わせて、噛む回数を増やしていきましょう!!

そして、良く噛むことは早食い予防の他にも良いことがあるようです。

■ひみこのはがいーぜ
不思議なことばですが…、これは良く噛むことの効用をまとめたものです。
8つの効用の頭文字をとって並べて「ひみこの歯がいーぜ」とのこと。
ひとつひとつ、どんな意味があるのかを見ていきましょう。

ひ) 肥満予防
良く噛んで食べると脳にある満腹中枢が働いて食べ過ぎを防げます。

み) 味覚の発達
よく噛んで味わうことにより食べ物の味がよくわかります。

こ) 言葉の発音がはっきり
口のまわりの筋肉を使うため、表情が豊かになり口を大きく開けて話すときれいな発音できます。

の) 脳の発達
良く噛む運動は、脳細胞の働きを活発にします。
子供の知育を助け、高齢者の認知症予防になります。

は) 歯の病気を防ぐ
良く噛むことでだ液がたくさん出て口の中をきれいにします。
このだ液が虫歯や歯周病を防ぎます。

が) がんの予防
だ液中の酵素には発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあります。

いー) 胃腸の働きを促進
良く噛むことで消化酵素がたくさん出て消化を助けます。

ぜ) 全身の体力向上と全力投球
力を入れて噛みしめたいとき、歯を食いしばることで力がわきます。

(「8020推進財団」ホームページより)

がんの予防、味覚や脳の発達、歯の病気予防に効くことを知らない方も多いのではないでしょうか。
しっかり噛める「歯」は、良く噛むことで作られる、ということですね。
良く噛むことを意識して、長い間、美味しいものを美味しくいただけるように心掛けていきましょう!!

 

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