運動のウソorホント? part2

運動・身体活動編

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今回は、運動(体・筋肉)に関するアレコレを、ウソorホントの2択で整理していくコラムの第2弾です。
さっそくチェックしてきましょう!

ウソorホント?間違いやすい運動のアレコレ

有酸素運動による脂肪燃焼効果は、20分経たなくても得られる?

Q1:駅から15分歩いたから、少しは脂肪が燃えたはず

これ、ウソorホント??

1

正解は・・・【ホント】

上記の図は、同じ強度で運動した時の「脂質」と「糖質」の時間経過による「消費エネルギー比率」を表したもの。
20分を過ぎた頃に、脂質と糖質の燃焼比率が逆転しています。
「20分経たないと脂肪は燃えない」とよく聞きますが、これを見て20分経過後から脂肪が燃えると誤解したのかもしれません。
図を正確に読み取ると、20分前の時点でも脂質はきちんと燃えていることが分かりますね。

減量するには、何よりも継続してやり続けることが大切です。
5分、10分などのコマ切れ運動でも体脂肪は燃えることが科学的に立証済みなので、気づいたときにコマメに運動を続けていきましょう
きっと効果が見えてきますよ!

常に硬い筋肉が、良い状態?

Q2:触るといつもカッチカチ! いつも硬いのが良い筋肉だ

これウソorホント??

2

正解は・・・【ウソ】

筋肉は、力を発揮する時に硬くなり、使っていない時は柔らかい状態がベスト。
筋肉が常に硬いと、伸び縮みしづらくパフォーマンスが低くなります。
また、伸びない筋肉を無理に伸ばそうとすると、筋肉に繋がった関節に負担がかかり、怪我を招く恐れも。

日頃から筋肉が硬いと、関節への負担、血行不良、代謝低下、疲労物質の排出能力低下が生じ、下記のような症状が出てきます。
・肩こりや腰痛
・太りやすい
・疲れやすい

柔らかい筋肉を手に入れるためには、ストレッチ体操やマッサージがおススメ。
お風呂上りや就寝前、起床時など、取り入れやすいタイミングで行ってみてください。

お酢を飲んだら、体は柔らかくなる?

Q3:お酢で肉が柔らかくなるように、お酢を飲むと体も柔らかくなる

これウソorホント??

3

正解は・・・【ウソ】

お酢を飲んでも、酢の物を食べても、人の体は柔らかくなりません
酢の主成分である酢酸には、卵の殻などカルシウムを溶かしたり、タンパク質を分解して肉などを柔らかくする働きがあります。
これより、「酢 = 肉を柔らかくする = 人の体も柔らかくなる」という誤解が生まれた可能性が。

飲んだお酢は、体内で分解され、主に小腸から吸収されるだけ。
体は柔らかくはならないのが現実です。
体を柔らかくするためには、前述のとおりストレッチ体操やマッサージの習慣化がおススメです。

まとめ

せっかく体にいいと思って続けていたことも、ただの迷信だったら勿体ないですよね。
様々な情報が飛び交っている現代、何が正しいのか見極めが必要です。
正しい知識で、健康的な体を手に入れましょう。

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