トクホやカロリーゼロのほんとのところ

食事編

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食事編
食品を買う時、「カロリーゼロ」や「からだに脂肪がつきにくい」といった文字を目にする機会が増えましたね。
「カロリーゼロ」の食品ならカロリーが無いんだ、と思うし、「からだに脂肪がつきにくい」と表示された食品なら、とればとるほどからだにつく脂肪が減るかもしれないと思う方も多いのでは?
では実際のところはどうなのでしょうか。
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正しい知識をもって上手に取り入れよう
Q: 「からだに脂肪がつきにくい」と表示されたトクホの商品をとれば体脂肪を減らせる?
A:必ずしも減らせるということではありません。
トクホは病気の治療などに使う薬とは異なり、即効性はなくあくまで食品なので予防的に活用するものとなります。
また、トクホには「食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。」といった表示が義務付けられています。
まずは基本的な食生活を見直したうえで、補助的に取り入れてみてください。
続いて…
Q:「カロリーゼロ」と書かれた飲みものは本当にゼロ?
A:表示のための基準では食品100g(飲料は100ml)あたり5kcal未満であれば、「カロリーゼロ」と表示することができるんです。
ということは、カロリーがゼロだと思っていた飲料も、500mlのペットボトルを1本飲めば25kcal程度のカロリーをとることになります。
これ、キャラメル1個分のカロリーに相当するんです!
パッケージのインパクトだけで判断せず、成分表示も見て『1本飲んだら実際はどの位のカロリーになるのか』等、チェックする習慣をつけていきたいですね。
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まずは現在の食生活の見直しから!
今の食生活の乱れや、食事内容の不安の解消を目的としてトクホの食品を利用することが多いと思いますが、それに頼り切らず、まずは食生活を見直すことが大切です。
主食・主菜・副菜の揃ったバランスのとれた食事を基本として、プラス要素として気になる体調に合わせて補助的に利用することが上手な活用法です。
あなたにあったものを生活に上手にとりいれて、健康の維持増進に繋げていきましょう。
トクホや栄養成分表示についての詳細はこちら↓↓
※トクホや栄養成分表示(強調表示)について
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●特定保健用食品(通称トクホ)
『特定の保健の用途に適する旨を表示した食品』のことです。
「体脂肪がつきにくい」、「血圧が高めの方に適する」「お腹の調子を整える」など気になる体のリスク低減に役立つ、体調を整える働きのある成分が必ず含まれています。
例えば、「からだに脂肪がつきにくい」と表示されている食品には、食事の脂質を吸収しにくくしたり、体脂肪を分解しやすくしたりする成分が含まれています。
●栄養成分表示(栄養強調表示)
毎日の食生活の中で、摂りすぎや不足が気になる栄養素について強調して表示したものです。
各栄養素に設けられた表示のための規準を満たしていれば、「カロリーゼロ」、「鉄分たっぷり」などを食品のパッケージなどに表示が可能です。

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